内服薬による水泡タイプの水虫治療

水虫は、赤くただれたり、湿疹になるというイメージがあるかもしれませんが、指の付け根などに水泡ができてしまうこともあります。
この水泡タイプの水虫は、かゆみが強く、あせもと間違いやすいのが特徴です。

日本では梅雨の時期になると、高温多湿の環境が水虫菌の繁殖の最盛期を迎え、靴の中でかゆみが発生したり、ジュクジュク感が現れてきます。このかゆみやジュクジュク感は、水虫の原因菌でもある白癬菌が活発に増殖しているから感じるものではなく、体内の免疫が水虫菌を追い出そうとする活動によって起こっています。
そのため、患部が赤くなったり、水泡ができたりするのも、免疫作用の結果と同じ症状です。そのため、 水泡の中には白癬菌はほとんどいないため、つぶれたとしてもそこから水虫が広がることはありません。
初期の症状は、2~3年続き、この段階で免疫の働きを上手に利用して治療すれば、早期に治療することが可能です。
ただこの期間を放置してしまい、2~3回夏を過ぎてしまう頃には、指の間にとどまらず感染範囲は足の裏全体に広がり、爪にまで感染が拡大するおそれもあります。

水虫治療薬には外用薬と内服薬があります。
一般的に患部に直接塗布する外用薬やスプレーが広く使用されていますが、内服薬を使用することで、胃腸から吸収された内服薬の成分が血液中に流れ込み、皮膚の下層にある真皮にまで届きます。さらに真皮から角質層に有効成分がしみこみ、角質層に寄生している菌に届くため、白癬菌が死滅します。
内服薬の場合、有効成分が長い間角質層に留まることができるため、白癬菌の増殖をくい止め、服用をやめても半年は効果が続くとも考えられていますから、水虫治療には効果的です。